キーパーグローブ好きなGKコーチのつぶやき

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~エレボス クロノス エルゴ カドルグリップ ディパーチャー~

今回はエレボスのキーパーグローブをレビュー。

エレボスは日本発のグローブメーカーで日本人が日本人のために作ったキーパーグローブ。

日本代表の前川選手(ヴィッセル神戸)が契約していることでも有名。

 

 

・クロノス エルゴ カドルグリップ ディパーチャー

・定価¥8800(税込)

 グリップ力(晴)★★★★☆

 グリップ力(雨)★★★☆☆

 衝撃吸収性   ★★☆☆☆ 

 耐久性     ★★★☆☆

 

 

エレボスのラインナップではミドルモデルのグローブですね。

 

・サイズ ★★★★★

サイズ8号

エレボスのサイズチャートだと私の手の平の幅では9号が推奨サイズだが、8号で5本の指先がぴったりだったので8号をチョイス。

手の平は8号でも余裕があり、手首部分はゴムで特にスリットなどが入っているわけではないが脱着はかなりスムーズで手にはめた時の優しく包まれるような感覚がある。

ベルトはぐるっと1周するシングルロールタイプ。

手の平のタイトさはないため個人的にはもう少しぴったりした方が好みだが、指先のサイズ感は最高だったので★5。

流石、日本人のために作ったキーパーグローブ!

 

・パーム ★★★☆☆

カドルグリップというミドルモデルのパーム。

ミドルモデルとしてはかなり良いと思う。

ボールが吸い付くようなグリップ力はないものの、試合用として使えないわけではない

衝撃吸収性もメーカー評価は★2だが個人的に十分。

手首部分にはパームなし(基本的に手首にパームがあるのはハイエンドモデルのみ)。

ミドルモデルのパームのため最高とはいかないが、コスパを考えると最良にはなりうる。

 

・カット ★★☆☆☆

エルゴカット:親指、中指、小指がロール状に巻かれ、人差し指と薬指は立体的に縫われている(ホームページ引用)。

つまり、親指、中指、小指のキャッチングに重要な3本はロールフィンガーで人差し指と薬指はセミロールフィンガーになっている。

ロールフィンガーのメリットとしてはボールとパームの接地面積が広いためキャッチングが安定する。

デメリットとしては接地面を広げている分、指の細かな動きは制限されるためキャッチングに素手感を求める人や繊細なボールハンドリングを望む人にはお勧め出来ない。

個人的にエルゴカットはボテッとして、指の可動性がスムーズではないので好きなカットではなかった。

私は素手感が欲しいタイプなのでネガティブカットの方が好みかな。

 

・総評 ★★★☆☆

ロールフィンガーが好きな人は値段と性能を考えるとコスパは最高の1双だと思う。

5本指全てがちょうどいいサイズのグローブは中々ないためエレボスのネガティブカットモデルも試してみたい。